Basho Report ・ 場所レポート
1993年七月場所(名古屋場所)は千秋楽を終えた。若ノ花・貴ノ花・曙が13勝2敗で並んだ優勝争いは決定戦にもつれ、制したのは横綱曙だった。
敗れた若ノ花・貴ノ花は本割で並びながら賜杯に届かず、ひとつの相撲がすべてを分けた。
綱取りの大関貴ノ花は13勝2敗とし、目安の13勝に到達。横綱昇進が現実味を帯びてきた。
角番の大関小錦は9勝6敗で勝ち越し、角番を脱出した。
解説 ・ Insight貴ノ花の直近2場所は、先々場所11勝・先場所14勝(優勝)の計25勝。昇進の目安「大関で2場所連続の優勝級」に照らすと、今場所も優勝級の成績が求められる。
角番は今回で6度目。これまで5回の角番はすべて勝ち越しで凌いできた。
場所前レーティングは2174。全盛期の2384から210ポイント低い水準にあり、地力の低下は数字にも表れている。
この日、勝ち越し・負け越しが決まったのは3人。
解説 ・ Insight隆三杉は7勝7敗で千秋楽に臨みながら痛恨の8敗目。星ひとつに泣いた。
殊勲賞は安芸ノ島、敢闘賞は琴錦、技能賞は若ノ花に決まった。