Basho Report ・ 場所レポート
この日の取組表 →2016年七月場所(名古屋場所) ・ 千秋楽 ・ 7月24日
日馬富士、13勝2敗で優勝
2016年七月場所(名古屋場所)は千秋楽を終えた。横綱日馬富士が13勝2敗で優勝を果たした。
番狂わせ
前頭10枚目の貴ノ岩が前頭5枚目の嘉風を寄り切りで下した。勝率18%と見られていた一番をものにした。対戦成績も2勝6敗と分が悪かった相手だけに、価値ある白星だ。
前頭13枚目の豊響が前頭4枚目の松鳳山を押し出しで下した。数字の上では20%の分の悪さを覆した白星だ。通算6勝9敗と苦手にしてきた相手を攻略した一番でもある。
前頭15枚目の佐田の富士が前頭8枚目の豪風を掬い投げで下した。レーティングが弾く勝率は31%に過ぎなかった。対戦成績も2勝7敗と分が悪かった相手だけに、価値ある白星だ。
- 前頭10 貴ノ岩12勝3敗
- 前頭13 豊響7勝8敗
- 前頭15 佐田の富士4勝11敗
大関ウォッチ
綱取りに挑んでいた大関稀勢の里は12勝3敗。目安の13勝には届かず、今場所の綱取りは消滅した。
角番の大関照ノ富士は8勝7敗で勝ち越し、角番を脱出した。
解説 ・ Insight稀勢の里の直近2場所は、先々場所13勝・先場所13勝の計26勝。昇進の目安「大関で2場所連続の優勝級」に照らすと、今場所も優勝級の成績が求められる。
場所前レーティングは2797と自己最高値(2812)に迫り、数字の上でも綱の水準に達しつつある。
角番は今回で2度目。前回の角番は勝ち越しで凌いでいる。
場所前レーティングは2418。全盛期の2833から415ポイント低い水準にあり、地力の低下は数字にも表れている。