Basho Report ・ 場所レポート
2019年九月場所(秋場所)は千秋楽を終えた。貴景勝・御嶽海が12勝3敗で並んだ優勝争いは決定戦にもつれ、制したのは関脇御嶽海だった。
敗れた貴景勝は本割で並びながら賜杯に届かず、ひとつの相撲がすべてを分けた。
前頭15枚目の石浦が前頭4枚目の玉鷲を寄り切りで下した。勝率13%と見られていた一番をものにした。
前頭9枚目の琴勇輝が前頭4枚目の正代を小手投げで下した。数字の上では31%の分の悪さを覆した白星だ。
前頭10枚目の明生が前頭2枚目の朝乃山を寄り切りで下した。レーティングが弾く勝率は33%に過ぎなかった。通算3勝9敗と苦手にしてきた相手を攻略した一番でもある。
角番の大関豪栄道は10勝5敗で勝ち越し、角番を脱出した。
角番の大関栃ノ心は負け越しが決まり、来場所は関脇に陥落する。
解説 ・ Insight角番は今回で8度目。これまで7回の角番はすべて勝ち越しで凌いできた。
場所前レーティングは2533。全盛期の2733から200ポイント低い水準にあり、地力の低下は数字にも表れている。
角番は今回で3度目。過去2回のうち1回は凌いだが、1回は陥落している。
場所前レーティングは2421。全盛期の2676から255ポイント低い水準にあり、地力の低下は数字にも表れている。
この日、勝ち越し・負け越しが決まったのは5人。
解説 ・ Insight琴恵光・玉鷲は7勝7敗で千秋楽に臨みながら痛恨の8敗目。星ひとつに泣いた。
殊勲賞は朝乃山・御嶽海、敢闘賞は剣翔・隠岐の海に決まった。